OECD諸国の自殺率

 

 

1.はじめに

人間は様々な影響を受ける。どの国に生まれたとしても国の宗教や、食文化、習慣などに触れる。
世界には
2008年現在192の国家が存在するが、それぞれの国家においては各々全く異なる条件要素を孕んでいる。
具体的な要素としては、政府の政策であったり、地理的な要因であったりもする。
どこの国に生まれるかによって、生き方は違ってくるものなのだ。

OECDのデータを見ても分かるとおり、国ごとによって平均自殺率が異なるという事実がある。
何らかの要因が、国ごとの自殺率に影響しているのである。最も大きな前提として、本論はその因果関係を考える事を目的としている。

 

2.自殺に関しての前提

 人はどのような理由で自殺をするのだろうか。その理由は簡単で、死にたいからである。
なぜ死にたいと思うのかを考察したい。精神的に追い詰められたり、挫折を味わったり、
またはいじめられたりと理由はいろいろある。一般的に、ほとんどの人はそのような状況に陥っても何とか克服しようとする。
しかし、自殺をした人はその状況に耐え切れなかったのだ。そこで、なぜそのような状況に耐えることが出来なかったのかという点に焦点を当てて考えていきたい。

「自殺と野菜と果物の消費量に相関関係があるのではないか」というのが私の仮説である。

この仮説について詳しく述べていきたい。